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病院の植物にはスゴイ意味があった|植物で血圧が低下する?病院の植物は心と体のサポーター

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病院に植物を置くと心にどんな影響がある?

 

病院の白い空間は、これから行われる医療行為に対する怖れも相まって、患者の心に圧迫感を与える。白衣を見ると緊張して血圧が上がる、「白衣高血圧」などという症状もあるほどなのだから、「待合室高血圧」だって存在するに違いない。

 

この患者の負担を軽減させるために、病院内には様々な工夫が施されている。例えば私が通っている歯医者ではトトロの絵本が置いていた。トトロのフォルムは癒しのイデアを体現しているから、病院にはうってつけだろう。

 

トトロ意外に患者の心理的負担を軽減させるものとして、植物が挙げられる。病院にはたいてい大きな樹木が置いており、そして5割は枯れかけている。

 

植物を病院に置くと、心にはどのような変化が起こるのか?今回の論文ではRPP値(心筋酸素需要量)を計測して、植物と心の状態の関係性を調査している。

 

RPP値とは

心拍数と最高血圧をかけた値。心臓の筋肉の酸素需要量と等しく、緊張の度合いを示す。

 

参考文献: 『緑化が被験者に与える緊張感の変化』

 

歯科診療室で実験してみた 

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研究の場所は実際の歯科診療室です。「植物なし」「観葉植物のみ」「観葉植物&花&ハーブ類」の3つの状況において、血圧などの数値を測定した。

 

使用植物は以下の通り。

 

使用した植物

 

〇観葉植物

  • ベンジャミン
  • ディヘンパキア
  • グズマニア

〇花

  • ユリ
  • カスミソウ
  • バラ

〇ハーブ

  • ローズマリー
  • ミント
  • レモングラス

 

……グズマニアって何なのだ。誰がこんな名前をつけたのか。

 

被験者は 20代 (6名)/40代 (2名)/70代(1名)で男性 4名・女性5名の合計 9名。被験者数が少ないため結果のエビデンスが低そうである。……大学生時代、卒論作成中に「エビデンスが!エビデンスが必要!」と何度も言われ続けたため、この辺りはちょっと気にする。

 

ただ、植物を置くとこんなメリットがあるかもしれないと考える参考にはなるだろう。このブログはそんなに賢くない人間がゆるく書いているので、エビデンスについてはそこに置いとく。

 

エビデンスとは

医療分野においては、臨床結果・検証結果の科学的根拠を指す。一般的にも、発言の証拠や提案の根拠と言った意味で使用できる。

 

 植物があるとどんな変化が起こったのか

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結果のまとめ

植物を置くとRPP値が減少し、心理的負担や緊張感がやわらぐ。観葉植物だけでなく花やハーブも 置けば、血圧が40/心拍数が30減少するのと等しいリラックス効果があると考えられる。

植物によるRPP値の減少の程度は、「観葉植物&花&ハーブ類」の場合なら血圧が40・心拍数が30減少した場合と同程度だ。

 

これは高齢者が38度のお風呂に入浴した時に減少する値と近くなっている。つまり、お風呂に入った時のリラックス感が、観葉植物や花を置くだけで感じられると言い換えられる。

 

花やハーブは視覚だけでなく嗅覚にもアプローチしてくるため、観葉植物のみの場合と比べて心理的負荷の減少度合いが大きいのだと考えられよう。

 

まとめ

病院に植物があると、患者はリラックス効果を得られるようだ。ゆえに病院には、ジャングルのようにたくさんの植物を置いて頂きたい。そして枯らさないように「植物係」を指名すると完璧だ。

 

植物だらけの病院なんて素敵すぎるではないか。病気になるのが楽しみになりそう。絶対大人気の病院に思うが、そこのところはどうなのか。

 

オフィスや室内に植物を置こうかと考えている人は、ハーブも検討してみてほしい。花はすぐ枯れるし、ハーブは室内で元気に育てるのがむずかしいのだが、観葉植物だけの場合よりも断然リラックス効果が高そうである。

 

植物の育て方については、以下の記事にまとめている。

 

www.sirorisa.net