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朝礼で倒れるあの子はこの障害|起立性調節障害の特徴&対処法まとめ

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図書館で本を物色していると、だんだん気分が悪くなってきました。座ると楽になるので何度も椅子のお世話になりながら借りたい本を探します。

 

立ち上がると目まいが起こるのでゆっくり立ち上がる様子は、さながら90歳のおばあちゃんのようだったでしょう。まだ20代なのに……。

 

どうしてこんな症状が出るのか不思議に思いながら、引き続き本を探していると見つけたのが『起立性調節障害がよくわかる本』です。

 

あぁこれ聞いたことあるな、朝礼をしていると急に倒れる子とかね。と思いつつページをめくると、まぁ自分に当てはまる症状ばかり。子どもの障害のはずが、大人になってもずっと症状が残る人もいるようです。

 

これから対策を立てるために、本の内容をざっくりまとめておきます。

 

起立性調節障害とは?

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体を調節する神経の働きが悪いことによって、起立時の脳血流の低下・低血圧・頻脈などの症状が現れる障害です。

 

特に思春期(中高生)に起こりやすいのですが、大人になっても症状が残る人もいます。午前中に症状が強く、午後から元気になるのが特徴です。

 

根本的な原因は精神的なストレスにあり、ストレスを受けると悪化します。

 

起立性調節障害の症状は?

起立性調節障害の人には、以下の症状があります。

 

起立性調節障害11の症状
  • 立ち上がった時に気分が悪くなる
  • 少し動くと心臓がドキドキする
  • 朝なかなか起きられず、午前中に調子が悪い
  • 立ちくらみやめまいを起こしやすい
  • 入浴時や嫌なことを見聞きした時に気分が悪くなる
  • 顔色が悪い、青白い
  • 食欲がない
  • お腹が痛い
  • 頭痛がある
  • 乗り物に酔いやすい
  • 体がだるい、疲れやすい

 

これら11の症状のうち、3つ以上当てはまる人は起立性調節障害(OD)の可能性があります。私は6つ当てはまりました。急に立ち上がると世界がグワーンと回ります。

 

その子は怠けているんじゃない

起立性調節障害の子は、朝はものすごく調子が悪く、夜はテンションが高く元気になります。きちんとこの障害について知らない人からすれば「怠けている」としか思えない行動をとってしまうので、その子自身も周りの人も困ってしまいます。

 

私自身、朝起きたらしばらく横になっていないと起きられません。これは怠けているのではなく、そうしなければ本当に起きられないからです。起きたい気持ちはあるのですが、体が言うことを聞かない状態なのです。

 

自律神経の働きが弱いので、健全な子よりも疲れやすく、ストレスを受けやすく、睡眠の質は悪く……と結構なハンディキャップを背負っているのが起立性調節障害の子たちです。

 

特に血圧が低くなりがちな春~夏、雨の日は症状が悪化します。気温が高くなると血管が開いて血圧が低まり、低気圧の時も同様に血圧が低くなるためです。やたら天候に気分が左右される子は、起立性調節障害かもしれません。

 

起立性調節障害の対策法は?

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日常生活の工夫

立ち上がる時はゆっくりゆっくり。30秒以上かけると良いそうです。歩き出すときは頭を下げたままにしましょう。急に頭の高さを変えると、脳貧血が起こります。

 

私はこの本を読む前から無意識にこの立ち上がり方をしていました。急に立ち上がるより何倍も楽ですよ。腰を曲げて歩くので、遠目で見たらホントにおばあちゃんですが。

食事の工夫

起立性調節障害になるような人は、血圧が低めです。水分や塩分が少ないと余計に血圧が低くなるので、十分に摂取して下さい。塩分の摂りすぎが取り沙汰されていますが、起立性調節障害なら多少多めにとっても構いません。

薬の工夫

起立性調節障害の人は、症状がうつ病に似ているので誤診されることがあります。しかし、うつ病の薬を飲むと症状が悪化するのだとか。起立性調節障害専用の治療薬を用いなくてはなりません。

 

起立性調節障害の薬の例
  • メトリジン
  • インデラル
  • ジヒデルゴット
  • リズミック

 

私はサインバルタという抗うつ剤を飲んでいたことがありますが、すぐに効く時もあれば効かない時もありました。もしかしたらうつ症状と起立性調節障害を併発していたのかもしれません。

 

成人しても症状が残る人も

働くような年齢になっても、約40%の人は起立性調節障害の症状が残ります。自律神経の調節機能が弱いのは相変わらずなようです。

 

日常生活に支障は出ないにせよあまり無理はできないので、自分にベストな仕事を見つける必要があります。自分の体力でもついていけるか?休日は十分にあるか?など吟味して下さい。

 

私がフリーライターになったのは、自律神経が弱く疲れやすいことも理由のひとつです。9時~5時までの勤務は普通と考えられていますが、それについていけない人も大勢存在するのです。そういう人たちは神経が過敏だったり、起立性調節障害が残っていたりします。

 

拘束時間が短めで、比較的融通の利く職業・職場を見つけられれば最高ですね。

 

天からの借り物

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著書の最後にはこんなメッセージがあります。

 

生まれ持った肉体は天からの借り物のようなものです。自分の努力や考えで、ある程度変えることもできますがどうにもならない部分があります。

 

自分の体には、自分ならではの特性があります。その特性を心得たうえで、不具合を起こさないように対処しましょう。

 

『起立性調節障害がよくわかる本』 p98

 

何でこんなひ弱な体に!と怒りたくなる時もありますが、どうにもならない部分は受け入れて、素直に対処法を学んだ方が自分のためになります。

 

もしも起立性調節障害の人がいたら、周りにこの障害のことを話して援助をしてもらってください。そして症状と付き合いながら、ムリのない生き方を模索しましょう。

 

ブキヨウな私でもそんな生き方が見つかったのですから、きっと大丈夫。