しろラボ

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「良い勝ち方」のためには30%負ける必要がある|お互いが気持ちよくなる方法とは?

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ただ勝つだけではダメ

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一言で「勝つ」といっても、その勝ち方は様々だ。相手を痛めつけた勝ち方もあれば、相手に気づかれないように勝つ方法もある。

 

もしもお互いのためになる「良い勝ち方」をしたいなら、ぜひ留意してもらいたいことが1点。それは、「70%の勝利と30%の敗北」を心掛けること。

 

議論における実体験に照らしあわせると、この割合がベストであるとわかる。

 

何割の勝利がベストなのか

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 100%勝たれる……つまり完膚なきまでに論破されると、すごく腹が立たないだろうか?そこまで言わなくてもいいじゃないか、と。100%勝った相手方は気持ちが良いかもしれないが、負けた側には怒りや憎悪が芽生える。

 

かといって60%勝たれる……つまり微妙なところで勝たれると、何だか後味が悪い。結局自分の方が正しかったのかも?という思いがまた湧き上がってくる。

 

じゃあ真ん中の80%か?というとこれもちょっと勝ちすぎ。もう少し負けて70%の勝利を掴むのが最良である。

 

説得の達人は少し譲って相手の意見に賛同できることを見つける。相手に少しでも正しい点があれば、積極的にそれを認めよう。あなたがささいなことを譲歩すれば、相手が重要なことを譲歩してくれる可能性が高くなる。

レス・ギブリン著 『人望が集まる人の考え方』 p174

 

 相手の意見の正しいと思えたところは、ちゃんと認めること。そうすると相手はこちらに耳を傾けてくれるため、重要なことを譲歩する可能性が高まる。

 

相手を認めたら負けるのでは?と思う人もいるだろう。しかし、認めるのは相手の理論の「幹」ではなくて「枝葉末節」。根本的な部分ではなく、枝葉的な部分を認めるだけで構わない。

 

説得にはこの言葉が重要!

 

『人望が集まる人の考え方』によると、人を説得するためには以下の6つの項目が重要である。3が先ほど説明した理論だが、それ以外にも納得できる知識が詰まっている。

 

1.相手に意見を述べさせる

……相手に話をさせて気持ちを落ち着かせる。

 

2.応える前に少し間を置く

……相手の意見を考慮していることを伝える。

 

3.100%勝とうとしない

……「それも一理ある」と言って少し譲歩する。

 

4.控えめな態度で主張する

……「私が間違っているかもしれないが」と切り出す

 

5.第三者に代弁してもらう

……説得に客観性を持たせて議論する

 

6.相手の面子をつぶさない

……相手に逃げ道を与えて面目を保たせる

 

レス・ギブリン著 『人望が集まる人の考え方』 p180-181

 

ここで、各項目にマッチする言葉を上げておこう。対応する言葉があると、説得の良い流れが掴みやすくなる。

 

2は「沈黙」なので省くとして、3は「それも一理ある」4は「私が間違っているかもしれないが」。他にも私が考えてみた言葉をまとめる。

 

ちんもく!!

 

1.相手に意見を述べさせる

「お話しを聞かせて頂けますか?」

「もっと詳しくお聞きしたいです」

「この点についてどう思われますか?」

「その点についてもう少しご説明をお願いします」

 

3.100%勝とうとしない

「それも一理ある」

「なるほど」

「確かに」

「そういう考え方もあるのですね」

「その点はとても参考になります」

「深く考えていらっしゃる」

 

4.控えめな態度で主張する

「私が間違っているかもしれないのですが」

「少し意見を述べさせてください」

「あの、私も少しお話ししてよろしいでしょうか?」

 

5.第三者に代弁してもらう

「私の敬愛している○○が……」

「○○さんの娘さんは……」

「天国にいる祖母なら……」

 

6.相手の面子をつぶさない

「きっとトラブルがあったのでしょう」

「きっと何かの間違いだったのでしょう」

「もしかしたら××の影響かもしれませんね」

「○○さんがそんなことをするとは全く思いませんので……」

 

 ある程度は負けるように心掛けること

 

ここに書いている知識を知ってから、「100%勝つ!」という姿勢はあまりよろしくないなと思うようになった。もちろんスポーツなどでは構わないのだが、説得や議論の場では70%の勝利がちょうど良いのだろう。

 

100%勝った時の高揚感を追い求めるよりも、自分も相手も気持ちよくなれる勝ち方を模索しよう。そうすれば、100%勝つよりも大きなメリットを得られるから。