しろラボ

かしこくなりたくてせのびするブログ

雨は誰に降り注ぐのか

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詩人ロングフェローは言いました。

 

「雨は一人だけに降り注ぐわけではない。」

 

ここで言う雨とは、不幸……苦しみ、悲しみ、痛みなどの総称を比喩するもの。生きていれば誰でも、それらの「雨」は降り注ぐのだということを教えてくれています。

 

そんなの当たり前じゃないか!と思うかもしれませんね。でも、人は常に冷静でいられるわけではありません。特に自分のことに関しては。自分が苦境に立たされれば、「どうして私だけ」「私だけが不幸だ」と思うこともあるでしょう。

 

 

ロングフェローの言葉の注目すべき点は、人の不幸と自然現象を同等に並べたところだと思っています。不幸は自然現象のように、誰しも経験し、避けては通れないものなのだと深く考えさせられます。

 

不幸が自然現象と同等のものであれば……「自分だけが不幸なんだ」という言葉は、「雨は自分だけに降り注ぐのだ」と言っているくらい、滑稽かつ驕っているのです。

 

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自然災害と言えば、雨をはじめ、地震・津波・嵐・雷・雪・霧・霰など数えきれませんね。その最後にそっと「幸せ」と「不幸」を添えてみましょう。漢字にすると何だか文字が詰まって息苦しいので、ひらがなで。

 

じしん、かみなり、あめ、あられ。

ゆきにぼうふう、こうふこう。

 

割り切ってしまいましょう、幸も不幸も自然現象のようなものだと。

 

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雨が一人だけに降り注ぐわけではないならば、太陽の光はすべての人を照らします。雨がやめば光差す、その理に従って。

 

暗がりに引きこもって、光を避けさえしなければ。

部屋の中に引きこもっていても、せめてカーテンさえ開ければ。

 

照らされようという意思を持ったその時から、すでに光は差し込んでいます。