しろラボ

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動物×仏教本|やさしく仏教の本質を学びませんか?

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やさしい仏教の本が読みたい!

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「仏教の教えを軽く学んでみたいな」と思っても、「小難しい用語ばかり並んだ本は読みたくない」と分厚くて文字の詰まった本は敬遠している。

 

わざわざそんな言い方をしなくてもいいじゃないか、もっとやさしい言葉でも表現できるんじゃないか、そんな思いを抱いてしまうのである。

 

アインシュタインはこう言った。

 

「6歳の子供に説明できなければ、理解したとは言えない。」

 

どんな難しい事柄も、本当に理解しているなら6歳の子でも理解できるほどやさしく説明できるはず。6歳と言えば幼稚園の年長さんだ

 

仏教だって、その本質的な部分はまだ幼い子でも理解できるように説明できるはず。むずかしい言葉を使っているうちはまだまだだ。「賢そうに見える言葉」で取り繕っているだけだろう。

 

これから紹介する動物×仏教の本は、とても簡単な語彙で仏教の本質をわかりやすく教えてくれる。本質を学ぶだけでなく、「むずかしいことでもこんなに簡単に教えられるんだ!」と勉強になった。

 

鳥たちと共に学ぶ『鳥の仏教』

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『鳥の仏教』は、カッコウとなった観音菩薩が多種多様な鳥たちに尊い教えを授けるお話し。

 

カッコウに良いイメージを持っていない人もいるだろうが、この本の舞台では「鳥たちの王」とも呼ばれるほど尊い鳥である。それに日本のカッコウとはまた違う種類で、托卵はしない。

 

文章が極めて平易でむずかしい用語は一切ない。おそらくは農民や牧畜民など、一般の仏教信者に向けて書かれた本であろうと著者は論じている。

 

ここに書かれている教えは非常に本質的だが、表面的な意味を捉えるだけなら小中学生でも可能だ。親が工夫すれば、幼稚園児でも楽しんで読めるはずである。擬音語が多いので喜ぶかもしれない。

 

どれほど読みやすい本か知ってもらうため、一部文章を抜粋しよう。

 

カッコ―!

 

この場にお集まりの鳥さんたち、心を静かに落ち着かせて聞いてください。私の心の底からほとばしり出てくる三つの教えの言葉を、耳をすませてお聞きなさい。

 

世界は無常であることを、よくお考えなさい。

 死はいつやってくるかわからないことを、よくお考えなさい。

 心を汚すおこないから遠ざかることの大切さを、よくお考えなさい。

 

中沢 新一 著 『鳥の仏教』

 

この本の良いところは、このように文章が平易なことに加えて挿絵があることだ。リアルで彩り豊かなもろもろの鳥たちのイラストが楽しめ、まるで絵本でも読んでいる気分になる。

 

非常に優れている本だが、残念ながら現在は中古品しか販売されていない。Amazonに中古品が存在しているうちに一読してみてはいかがだろうか。

 

売り切れていても、運が良ければ近くの図書館に置いてある可能性がある。私も図書館でたまたま見つけて、Amazonで中古本を購入した。

 

なぜこんな素敵な本が増刷されないのか不思議に思う。

 

 

動物の姿となったブッダが語る『ジャータカ』

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図書館で見つけてから何度も借りている『スマナサーラ長老と読む お釈迦様の物語「ジャータカ」』という本。人間だけでなく動物の姿となったブッダが主人公の物語が7話収められている。

 

子ども向けに前ページがイラストで構成されているが、大人でも智慧を深めながら楽しんで読める。

 

最もおすすめする物語が第1話「ルル鹿王の物語」。概要がわかる文章なら日本テーラワーダ仏教協会にて閲覧できるが、本で読んだほうが何倍も美しく面白い作品である。

 

というのも、会話部分が詩のようにリズムよく構成されているためだ。声に出すとちょっと感動する。手元にないため引用できないのが残念だが、一読の価値は間違いなくある。

 

『鳥の仏教』同様、実はこの本も中古品しか販売されていない。amazonでのみ販売が確認できた。なぜこんな良書が中古なのだと悲しみを感じざるを得ないが、動物×仏教の組み合わせはまたイレギュラーだからかもしれない。

 

 

動物が主人公の仏教本が増えたらいいのに

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動物好きの私は、動物×仏教の本をたびたび探している。しかし主人公は人間ばかりのものが多く、ここで紹介した2冊を超えるものはなかなか現れない。

 

動物が登場した途端、それはもうテンションが上がるのだが。きっと絵本で動物に親しんでいる子供も楽しんで読めるはず。だからこそ、もっとこういう類の本が増えればいいのになと願っている。 

 

ここでご紹介した本が、仏教を学ぶ最初の一歩を踏み出す助けとなれば幸いである。